緊張すると声が震えるのはなぜか?

緊張で声が震える

ヴィゴラ~ス!緊張・あがり症克服の専門家 金光サリィです。

  • 心臓がドキドキする
  • 汗が出る
  • 手足や首が震える
  • 顔がこわばる
  • 赤面する

など、緊張・あがり症の症状はいろいろあります。なかでも、特に「声が震える」ことに悩んでいる人が多くいらっしゃいます。

なぜ緊張で声が震えるのか

なぜ緊張で声が震えるのでしょうか?この答えを得るには、まず緊張・あがり症の原因やメカニズムを知る必要があります。

あがり症になった原因とメカニズム」で詳しく書いたとおり、人前に対するイメージが危険、怖いといったネガティブであることが人前で緊張してしまう原因です。

人前に対するイメージがネガティブな状態で、プレゼンやスピーチしようと人前に立つと、脳がいま危険な場所にいる!と判断して、「闘争・逃走反応」を発動させます。

この反応こそが、「心臓がドキドキする、汗が出る、手足が震える・・・」といった緊張・あがり症の症状そのものです。

闘争・逃走反応とは、狩猟時代にイノシシなどの野生の動物と闘っていたときの名残と言われています。たしかに放し飼いの大きな犬に迫られたりすると、ドキドキしたり、汗をかいたりしますよね? 最近そういった環境はめったにないと思いますが(笑)。

ここで、「いやいや、あがり症の話は身体的な恐怖の話ではなく、精神的な恐怖の話なのでは?」と思った方。なかなか鋭いです。

実は、脳は身体的な恐怖と精神的な恐怖の区別がつけられません。この結果、脳は同じように闘争・逃走反応を発動させます。ありがた迷惑と言えるかもしれませんが、脳としては良かれと思ってしてくれていることです。

ここまで来れば、「なぜ緊張で声が震えるのか?」の答えはもう目の前。人は、闘う時や逃げる時に、力を強く出す時がありますよね。そして人は、力を強く出す時には息が止まるようにできています。

例えば、腕相撲をするときなどを想像すると、止めようとしていないのに息が止まることが分かると思います。

一方で、話す時は息を吸ったり吐いたりする必要があります。この真逆の行動が同時に発生することによって、調整が取れず声が震えてしまうのです

深呼吸で震えは止められない

「声の震えを止める●つの方法!」みたいな特集でよく取り上げられるのが「深呼吸」です。

五臓六腑のうちで唯一自分の意識でコントロールできるのは肺であり、呼吸をゆっくりしたり早くしたりすることで、副交感神経を優位にしてリラックスできるのは確かです。

しかし、あくまでそれは平常時のこと。人前で話している最中に深呼吸は物理的にできませんし、人前で緊張する人は番を待っている間にもうドキドキとあがっています。つまり交感神経がもう優位になっているので、そこで深呼吸したところで効果なしです

緊張による声の震えを止めるには、その症状を抑えようとするのではなく、もっと抜本的な対策が必要です。それは、人前に対するネガティブなイメージを変えることです。そうすることで、脳が「闘争・逃走反応」を発動しなくなります

人前に対するイメージを脳の仕組みに沿って変える方法はこちらをお読みください。

あがり症克服本のバイブル

この記事を書いた人

金光サリィ
あがり症克服の専門家

極度のあがり症・赤面症に長年苦しむが、脳科学・心理学を中心に学び考えた手法で、短期間に克服する。その方法をまとめた「人前で話すのがラクになる!5つの魔法(ダイヤモンド社)」は、今までにないあがり症克服本としてAmazonランキング総合2位(話し方・プレゼン部門1位)を獲得。現在10刷りのロングセラー。徐々に変化を促す一般的なものとは異なり、劇的な変化を起こすあがり症克服トレーニングが人気。

よく読まれている記事

【無料】試読版が読めます!

脳波研究第一人者おすすめ「人前で話すのがラクになる!5つの魔法(ダイヤモンド社)」の試読版PDF(無料)がお読みいただけます。

テキストのコピーはできません。