あがり症克服のための話し方教室やセミナーとの違い
私のあがり症克服トレーニング(以下「金光サリィ式トレーニング」)と、一般的なあがり症克服のための話し方教室やセミナーとの違いをまとめています。考え方、内容が大きく異なりますので、他で効果がなかった方はぜひお読みください。
「あがり症になった原因とメカニズム」でお伝えしたとおり、あがり症は、過去のネガティブな経験により脳(海馬)が「人前=危険」と認識してしまった結果、生じる反応です。
このため、あがり症を克服するには、本番前に人前に対するイメージを人前=危険から、人前=危険ではないと変える必要があります。
一般的な話し方教室やセミナーの特徴
一般的な話し方教室やセミナーでは、あがり症は話す技術のレベルアップや場慣れによって克服できるという考えをベースに、話の組み立て、間の置き方、声のトーン、腹式呼吸などを習い、皆の前でスピーチ練習する機会を持ちます。
症状が軽い人はこれでも結果的にイメージ改善につながるかもしれませんが、人前にでると反射的にあがってしまうあがり症の場合は、満足のいく結果を望めないでしょう。人によっては、他の生徒の前であれこれ指導され、余計に人前でのイメージが悪化する恐れもあります。
人前に対するイメージを改善しないまま本番を迎えても、いつも通りあがってしまいます。この結果、やっぱり人前で話すのは怖いな~、難しいな~、嫌だな~と感じ、また振り出しに戻ることになります。
この場合、あがり症が克服できないのはスピーチ練習が足らないからだということで、話し方教室やセミナーに通い続けることになります。
金光サリィ式トレーニングの特徴
金光サリィ式トレーニングでは、あがり症は症状に対処しようとするのではなく根本的な原因を解消することで克服できるという考えをベースに、脳科学にもとづいた方法で人前に対するイメージを改善します。
具体的には、「セルフイメージ(あなた自身のイメージ)」と、「シチュエーションイメージ(実際に話す場面のイメージ)」を中心にポジティブなものに変えます。
ここでどのような新しいイメージを設定するかによって、結果が変わってきます。このために、まずトレーナーが状況をヒアリングして、一緒に最適なイメージを作成します。多くのお客さんは、過去のトラウマなどからご自身だけではなかなか良いイメージが作れません。このプロセスを通して、ほとんどの方にポジティブな変化が表れます。
そしてご自宅で、お伝えする方法でイメージの更新に毎日取り組みます。スピーチ練習のためにどこかに通う必要もありません。イメージの改善に完全集中するので短期間で効果が現れます。そして本番が近づいたら、何度か通しでしゃべってみたり、イメージトレーニングなどを行います。
事前に人前に対するイメージをポジティブなものに更新することで、本番であがらないで話せるようになります。その時の成功体験を脳の記憶にしっかり上書きすることで、仮の記憶から本当の記憶にして、この日をあがり症からの卒業日とします。
金光サリィ式メソッドは、シンプルかつパワフルで、脳波研究第一人者の志賀博士から脳科学の観点から納得できる内容と推薦文をもらっている信頼のメソッドです。詳しくは「あがり症克服の決定本」をお読み下さい。
一般的な話し方教室等と金光サリィ式の違い
一般的な話し方教室等 | 金光サリィ式 | |
---|---|---|
基本的な 考え方 |
あがり症は話す技術のレベルアップや場慣れによって克服できるという考え | あがり症は症状に対処するより原因を解消することで克服できるという考え |
メイン | スピーチ練習中心 | イメージ改善中心 |
概要 | 教室などに通って、話の組み立て、間の置き方、声のトーン、腹式呼吸などのスピーチ練習を行う | 自宅で、セルフイメージと実際に話す場面のイメージを脳の仕組み沿った方法でポジティブにする |
形式 | 1対多 | 1対1 |
期間 | 中長期 | 短期集中 |
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