あがり症で会社の電話対応が怖い方へ|緊張が和らぐ3つのコツ
ヴィゴラ~ス!
脳科学をベースにした緊張・あがり症克服の専門家 金光サリィです。
「お電話ありがとうございます!○○会社の△△が承ります」
会社によって電話応対は様々ですよね。
誰しも社会人になりたての頃や、転職して間もない時期は、その会社独自のルールが分からず、ドギマギしてしまうものです。
でも、電話対応のルールを覚えても、あがり症のためにシーンとした社内での電話が不安、怖い、そんな方もいらっしゃいます。
今回は、「この3つを実践したら仕事の電話がラクになりますよ!」という内容をお伝えします。
※電話中に震えたり動悸がひどくなるような重度のあがり症の方には、あがり症克服のためのメンタルトレーニングをおすすめします。
興味の対象を「自分」から「相手」にずらす
会社の電話で緊張する人は、他人の目を気にしているkoが多いです。
たとえば、「他の社員から対応が下手だと思われないか」
「声が変だと思われていないか」などです。
他人の目を気にしているということは、逆説的ですが他人の頭の中にいる自分の評価に興味があるとも言えます。自分に意識が向いている状態です。
もしあなたが同じように感じているなら、意識を「自分」から「(電話の)相手」へとずらしてみましょう。
たとえば電話がかかってきた時に、次のように相手を意識して電話に出てみましょう。
「どこから電話をかけているのだろう?」
「ご用件はなんだろう?」
「どうすれば相手のお役に立てるだろう?」など。
“自分への意識”と“相手への意識”は、シーソーのような関係です。
例えば、あなたが「声が震えていないだろうか」と気にしている時は、相手の話に集中できていない状態です。
反対に、「このお客様は何を求めているのだろう」と相手に意識を向けると、自然と自分のことは気にならなくなります。
結果的に電話でのプレッシャーが弱まり、その分緊張が和らぎます。
電話での小さな成功体験を得る
苦手を克服するには、小さくても成功体験を積み重ねることが大切です。
例えば、「今の電話、明るく対応できた!」「昨日よりスムーズだった!」など、小さな成功体験を重ねることで、徐々に自信がついていきます。
そのためには、できるだけ難易度の低い電話(取り次ぎ、雑用など)を積極的に受け、「私は電話でのコミュニケーションが大好きだ」というセルフイメージを持てるまで、小さな成功体験を積み重ねましょう。
小さなことでも毎回自分を褒めることを忘れずに!
途中、もし上司や同僚から何か言われても、セルフイメージを下げる発言はすべてスルーしてください。私が許します(笑)
会社の電話対応で使うフレーズを暗記する
私がオンライン英会話を受講し始めた頃の体験をお話しします。
最初は会話がスムーズに進まず、よくグダグダになっていました。そこで、よく使うフレーズをまとめて暗記することにしました。
「調べるのでちょっと待ってください」
「それはどういう意味ですか?」
「スペルを教えて下さい」など。
これと同じように、あなたの会社でよく使う電話応対のフレーズを箇条書きでまとめて、できれば暗記しておくとよいでしょう。
社内での取り次ぎ方、伝言の受け方、お詫びの仕方など、場面別に整理しておくとよいです。
準備をしているという安心感が緊張を和らげてくれます。
- 意識を「自分」から「相手」にずらすことで、緊張が和らぐ
- 簡単な電話から始めて、小さな成功体験を積み重ねることで克服できる
- 会社の電話でよく使うフレーズをまとめておくと安心感がうまれる
最後に、ある方の成功体験をご紹介させていただきます。
転職先の電話研修を控えて不安を抱えられていたK.Mさん。人前だけでなく、人と話すだけでも緊張するようになってしまっていました。
でも私のあがり症克服トレーニングを通じて、本番では緊張せずに研修を終えることができただけでなく、「人と話すのが楽しい!」と感じられるようになりました。
電話応対に限らず、人前でのあがり症でお悩みの方は、Amazon話し方・プレゼン部門1位を獲得した私の著書『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』もぜひお読みください。