記憶が飛ばないスピーチ原稿の書き方

スピーチ原稿書き方

スピーチ原稿と言えば、一言一句文章に書き綴ったものを想像する方が多いのではないでしょうか。書いたあとに何度も読み直して校正する。そしてそれを繰り返し読んで正確にそのまま暗記する。

しかしこの方法だと、本番で話しているときに一つ単語を忘れると、残りの記憶が真っ白に飛んでしまうことがあります。もし手元に原稿があったとしても、文字いっぱいのスピーチ原稿だと、自分がどこまで話したかすぐに分からず、余計慌てることに。

今回は、一字一句すべて書く原稿ではなく、脳の負担が軽くて、記憶が飛ばないスピーチ原稿の書き方をお伝えしますね。その名もマンダラボックス原稿!

記憶が飛ばないスピーチ原稿

マンダラボックス原稿の書き方

  1. 1枚のA4用紙を準備し、9つのボックスを書く
  2. タイトルを真ん中に書く
  3. 主要キーワードをタイトルの周りのボックスに順番に埋めていく
  4. 必要に応じて、その周りにもボックスを書き、サブキーワードを増やす

マンダラボックス(スピーチ原稿)の書き方

短時間のスピーチでも長時間のスピーチでも、1枚の用紙に書くことが大事です。「今、全体のうちのココを話しているんだ」と容易に把握できるので、脳の負担が軽くなります。

スピーチの時は、事前に話す内容を丸暗記せずに、マンダラボックスのキーワードに沿って話していきます。暗記しないので、そもそも記憶が飛んでしまうということがありません。

本番前のスピーチ練習では、作成したマンダラボックス原稿を見ながら、何回か通して話してみてください。この時に大事なのは、こまかな言い回しは、その都度違ってもOKというより、その都度柔軟に変えて練習した方がよいです。

たとえば、こういった感じです。伝えたいことが伝わればOKとします。

1回目:福岡北九州市のスペースワールドの近く生まれです。今は東京の京王線沿線に住んでいます。
2回目:福岡北九州市のスペースワールドの近く生まれで、現在は東京の京王線沿線に住んでいます。

なぜかというと、必ず同じ言い回しでスピーチ練習すると、結局暗記してしまって、一つの単語を忘れると、後が続かなくなるという負のパターンに結局陥ってしまうからです。

一般的なスピーチ原稿との比較

マンダラボックス原稿は、一般的なスピーチ原稿と比較すると、次のような特徴をもっています。

  • 一言一句書く原稿と比べて、準備に労力を要しません。時間がないときにでもサッサッと作成できます
  • 丸暗記ではなくキーワードに沿って話すので、そもそも記憶が飛んでしまうことがありません。また、棒読みにならず、言葉に感情が入りやすくなります
  • 1枚の原稿なので、全体の把握が容易で、時間が足りない時にどれを削ればよいか判断しやすいです。逆にアドリブを入れても話を膨らませることもできますし、話をもとに戻すのも容易です

スピーチ原稿を書くときの注意点

スピーチの原稿を書くとき、インターネットや本から例文を拾ってきて作ろうとする人がいます。けれど、参加者が聞きたいのは、きれいな文章やどこかから拾ってきた話などではなく、その人しか知らない内容です。

もしそれが、友人代表のスピーチなのであれば、友人のことをまだあまり知らない参列者に、その友達の人間性を知ってもらえるようなエピソードを話してみてはいかがでしょうか。

たとえば次のような流れ・・
おめでとう → 自己紹介 → 友人との関係 →
友人の人間性がわかるエピソード → 今の気持ち → お幸せに

このマンダラボックス原稿を使ってスピーチ練習すると、キーワードを見るだけで、意外と言葉が出てくるのが分かると思います。それもそのはず、私たちはいつも原稿を見ないで人と話しています。一言一句書いた原稿がなくても、キーワードがあれば十分に話せるのです。

ぜひマンダラボックス原稿を使って、自分の言葉でスピーチをしてみてくださいね。

スピーチの時に緊張してお困りの方はこちらもお読みください。スピーチの時に役立つテクニックなども載せていますよ。

この記事を書いた人

金光サリィ
あがり症克服の専門家

極度のあがり症・赤面症に長年苦しむが、脳科学・心理学を中心に学び考えた手法で、短期間に克服する。その方法をまとめた「人前で話すのがラクになる!5つの魔法(ダイヤモンド社)」は、今までにないあがり症克服本としてAmazonランキング総合2位(話し方・プレゼン部門1位)を獲得。現在10刷りのロングセラー。徐々に変化を促す一般的なものとは異なり、劇的な変化を起こすあがり症克服トレーニングが人気。

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