あがり症診断テスト|たった1問でできるセルフチェック

ヴィゴラース!
脳科学をベースにした緊張・あがり症克服の専門家 金光サリィです。

緊張しない方法などをネットで調べていると、「あがり症」という言葉に触れる機会があると思います。そうなると、自分があがり症かどうか気になる人もでてくるでしょう。

こういった人向けに、あがり症の診断テストやセルフチェックシートなどがあります。そのほとんどが幾つかの質問にYes/Noで答えて、Yesの該当数で診断するものです。でも、こういった診断方法はいくつかの問題を抱えています。

本記事ではその問題点と、代替方法としてたった1つの質問でセルフチェックできる方法、そして、あがり症は程度によって対策が異なることの3点についてお伝えします。

チェックリスト

一般的なあがり症診断テストの問題点

一般的な診断テストでは、「人前で話すときに次のような症状はありますか?」と質問されます。たとえば、こんな項目です。そして、Yesと答えた該当数で診断します。

  • 動悸がする
  • 手足が震える
  • 汗が出る
  • 頭が真っ白になる
  • 顔が赤くなる
  • 目線が気になる など

(手足や声が震える原因が気になる方は、緊張による手足や声の震えの原因と脳科学が示す正しい止め方で詳しくお話ししています)

しかし、この方法には該当数の妥当性と曖昧さの問題があります。

たとえば、あなたの該当数が判定基準より1個だけ少なかったとします。これで、あがり症ではないと言われても、いまいち腑に落ちないのではないでしょうか。

また、少しドキドキする、少し目線が気になるだけで、それをYesと回答するのか判断しづらい点があります。

※上記の問題があるためか、最近は何個以上だとあがり症という決まりはなく、あくまで傾向を見るためのものという言い回しをするところが増えています。

たった1つの質問であがり症かどうかわかる

あがり症の人とそうでない人の違い

実は、あがり症かどうかのチェックは、たった1つの質問に答えるだけで簡単に判断できます。「あー、なるほど、たしかにその質問1つで十分ですね!」と納得してもらうには、まずあがり症の人とあがり症でない人の違いをきちんと理解する必要があります。

それでは、「あがり症でない人」とは、どういった人だと思いますか?

(シンキングタイム……)

「人前でリラックスして落ち着いて、上手に話せる人」と思った方が多いのではないでしょうか。たしかに、その人はあがり症ではありません。

では逆に、「人前で落ち着きがなくて、話し方も上手じゃない人」は、”必ず”あがり症と言えるでしょうか?

(もう一度シンキングタイム……)

あがり症の人もいるし、あがり症でない人もいるので、答えはNo.です。会ったことがないと実感がわかないかもしれませんが、全然落ち着いてないし、全然話しが上手いわけではないけれど、あがり症ではない人はいます。

カラオケで例えると、落ち着きもないし歌も決して上手じゃないのに、人前で歌うのが大好きで、ずっとマイクを離さない人です。ご本人が人前で歌うのを心から楽しんでいるから、まったくあがり症ではないのです。

つまり、あがり症であるかそうでないかは、リラックスして落ち着いているとか、話すのが上手とかではありません。本人が人前で話すことを好きだとか、楽しいとか、ポジティブに感じているか否か、技術というより感情(メンタル)の問題ということです。

この事はあがり症の克服のための講師やトレーナーでも勘違いしている人が多いです。そのため、「姿勢をよくしましょう」「発声練習をしましょう」「滑舌をよくしましょう」といったスキルアップの指導をしてしまいます。これらはメンタルの問題を直接的に解決するものではないので、あがり症克服には意味がありません。

あがり症のセルフチェックは簡単

ここまで理解できたら、あがり症のセルフチェックは、次のような一つの質問で判断できることが分かると思います。

「一週間後に、友人の結婚式でスピーチして欲しいと言われたとします。どんな気持ちになりますか?」

「いやいや、それは絶対無理~!」といったネガティブな感情が真っ先に浮かぶなら、あなたはあがり症です。その拒否感が強ければ強いほど、人前での症状もそれに比例してひどいと考えられます。

あがり症の治し方は「程度」によって異なる

もし、あなたが人前で話すことにネガティブな感情があって、本来のパフォーマンスを発揮できないレベルなら、本格的な対策が必要です。

ここでお伝えしたいのが、極度のあがり症の場合は、従来のオーソドックスな方法では治らないということです。あがり症を克服できないどころか、苦手意識がもっと強くなって、負のスパイラルにはまり込んでしまうことがあります。

私自身、その罠にはまり随分と苦労し遠回りをしたので、同じ悩みを抱えている方には、最短ルートを選んでもらえたら嬉しいなと心から思っています。

極度のあがり症にはメンタルトレーニングが効く

先述のとおり、あがり症は技術ではなく感情の問題です。ですから克服するには、人前で話すイメージを改善する必要があります。

ところが、姿勢を整える、腹式呼吸、発声練習、人前でのスピーチ練習などのオーソドックスな方法は、そのイメージを書き換える働きをほとんど持っていません。

極度のあがり症の人がこうした練習の後に本番に挑んでも、人前で話すことが怖いままなので、いつも通りあがってしまいます。場数で慣れるどころか、人前への恐怖心が益々強くなってあがり症が悪化する場合もあります。

極度のあがり症の唯一の解決策は、本番前に「人前に対するイメージ」を改善できるメンタルトレーニングが効果的です。

大切なのは、あがり症の根本的な原因である「人前に対するネガティブなイメージ」に向き合うこと。正しい方法さえ知っていれば、あなたも克服できます。

具体的な方法は、私の著書「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」をご覧ください。一緒に、あがり症のない人生を手に入れましょう!

あがり症のための脳科学にもとづいたメンタルトレーニングの礎を築いたパイオニア。自身が極度のあがり症に苦しんでいた時期がある。ひどいあがり症の人ほど、スピーチ練習や場数、呼吸法などではなく、メンタルトレーニングが必要と伝えている。
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