知恵袋:緊張で声が震えるなどの悩みにあがり症の専門家が回答
ヴィゴラ~ス!
脳科学にもとづいた緊張・あがり症克服の専門家 金光サリィです。
「スピーチ発表で緊張して声が震える、出ない…」
「あがり症の治し方を切実に知りたい…」
そう思って、ヤフー知恵袋で「緊張 止め方」「あがり症 治し方」などと検索すると、数多くの個人のアドバイスが出てきます。
でも、そこで目にするのは…
- とにかく場数を踏め
- あがり症の原因とメカニズム
- とにかく準備が大事
- スピーチ練習を徹底しろ
- 腹式呼吸やツボ押しでリラックスできる
といったありきたりの方法ばかり。
それでみんなが克服できるなら、こんなに悩まないはずですよね。むしろ、間違った対策であがり症が悪化してしまう可能性もあるのです。
私もかつては、人前でのたった1分のアナウンスもできないほどの極度のあがり症でした。けれど、脳科学との出会いで、その克服方法を見つけることができました。
今回は、「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」の著者で、10年以上にわたってあがり症克服をサポートしてきた私が、専門家だからこそ伝えられる本質的な回答をお届けします。
この記事を読むと、
- あがり症かどうかのチェック方法
- あがり症の原因とメカニズム
- 緊張で身体や声が震える理由
- 腹式呼吸、ツボ押しなどで緊張を抑えられない訳
- ヨガ、整体、セロトニンなどで克服できない訳
- なぜスピーチ練習が不要なのか?
- 場数で克服できる人とできない人がいる理由
- 極度のあがり症の場合はどうアプローチすればよいのか?
などが分かります。
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あがり症かどうかセルフチェックしたいです。
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「結婚式でスピーチして欲しいと言われたとします。どんな気持ちになりますか?」この質問ひとつで分かります。
「嫌々、それは絶対無理~!」といった反応であれば、あがり症です。しかし、即問題だという訳ではなく、実際に人前で話すときに、普段のパフォーマンスが発揮できないほど深刻なら対策が必要です。 -
あがり症の原因は何ですか?
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人前で「大きな失敗をした」「恥をかいた」などのネガティブな経験により、脳に「人前は危険、怖い」と記憶されてしまったことが原因です。
「プライドが高い」とか「自意識過剰だから」などと言われることがありますが、それは本質的な原因ではありません。 -
あがり症のメカニズムを教えてください。
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脳に「人前は危険、怖い」と記憶された状態で人前に立つと、交感神経が刺激され、それにより鼓動が速まったり、呼吸が激しくなったりします。
危険時に優位になる交感神経を「闘争と逃走の神経」、緊張反応を「闘争逃走反応」と呼んだりします。あがり症の反応は防衛本能の一種とも言えます。 -
緊張すると身体(手足)が震えるのはなぜですか?
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脳は危険に対処しようと、エネルギーである血液を体中に送るように指示します。血液をいつもより多く巡らせるために、心臓のポンプを速くする。これがドキドキする状態です。
稼働しているエンジンがブルンブルンと震えるように身体も震えます。特に手足や首などの細い部分は、その震えを感じやすくなります。 -
緊張すると、息が苦しくなったり声が震えるのはなぜですか?
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人は危険を感じると、瞬間的に息が止まるようにできています。そのため、危険を感じながら人前で話そうとすると、喉がつまるように感じたり、息が苦しくなったり、声がうわずったり、声が震えたりしてしまいます。
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どうすればあがり症を克服できますか?
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上記の「あがり症のメカニズム」が分かれば、事前に“人前に対するイメージを改善すればよい”ことが分かりますね。
あがり症の原因が解消されれば、防衛本能が働く必要がなくなり、あがらなくなります。その対策は、あがり症の程度によって変わるのでご注意ください。 -
腹式呼吸や深呼吸しても緊張を抑えることができないのはなぜですか?
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これらが有効なのは自宅などの安心安全と思える環境で、交感神経と副交感神経のバランスが大きく崩れていない時だけです。
「危険」「怖い」と記憶されている人前に出た時は、自宅でゆったりしている時とは違って交感神経が高まっているので、その時に腹式呼吸や深呼吸したところで副交感神経が優位になってリラックスすることはありません。 -
ツボを押しても緊張を抑えることができないのはなぜですか?
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緊張をほぐすツボとして合谷、液門などが有名ですが、これも腹式呼吸や深呼吸と同じです。有効なのは、自宅などの安心安全と思える環境で、交感神経と副交感神経のバランスが大きく崩れていない時だけです。
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ヨガや整体を受けてもあがり症を克服できないのはなぜですか?
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上記と基本的に同じです。ヨガや整体を受けることで落ち着いた精神状態になったとしても、危険、怖いと思っている人前に出たときには、その精神状態を維持できません。
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幸せホルモンと言われるセロトニンの元となる納豆などを食べても緊張してしまいます。なぜですか?
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本番が不安な精神状態で、納豆などを食べたところで、本当にセロトニンが分泌されるのか疑問ですが、仮に分泌されてリラックスした幸せな状態にあったとしましょう。
その状態で、「危険」「怖い」と記憶している人前に出たときに、その精神状態を維持できるのでしょうか? これは、セロトニンがあれば、家が火事になっても幸福状態をキープできると言っているのに等しいです。 -
薬であがり症は治せないのですか?
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薬を服用すると感情に乏しくなり、恐怖心だけでなく「上手く話せた!」という成功体験も奪いますので治りません。このため、永遠に薬に依存することになるのでおすすめしません。
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あがり症克服のために、発声練習や話の組み立てなどのスピーチ練習が不要なのはなぜですか?
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普段問題なく話せているのであれば、お金を払ってまでセミナーや話し方教室に通う必要はありません。なぜなら、発声練習や話の組み立てを学んだところで、人前に対する苦手イメージは殆ど改善されないからです。
混同されがちですが、あがり症は話す技術の問題ではなく、メンタルの問題です。 -
場数であがり症をなかなか克服できないのはなぜですか?
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場数(本番)で成功体験を少しでも得られる人なら、その積み重ねで人前に対するイメージが徐々に改善されて、時間をかければ克服できるかもしれません。
問題は、本番のあとに嫌な気持ちしか残らない極度のあがり症の場合です。場数を踏むほど苦手意識が高まるだけなので、逆に悪化します。
場数で克服した講師やトレーナーは、場数や場慣れといった根性論を推奨しがちなのでご注意ください。 -
話し方教室やセミナーでのスピーチは緊張せずに話せるようになったけど、本番ではあがってしまうのはなぜですか?
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優しい講師や同じ悩みを持つ仲間の前でスピーチ練習を続けていると、脳は次第に「ここは安心安全な場所だ」と認識し緊張しなくなります。しかし、「セミナーや教室内という限られた場所」に対するイメージが改善されただけだと、本番では結局あがってしまいます。
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極度のあがり症を克服するにはどうすればよいのですか?
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極度のあがり症の場合は、人前に対する恐怖心を、本番前に改善しておく必要があります。それには直接的にイメージを改善するメンタルトレーニングが効果的です。金光サリィ式メンタルトレーニングでは、新しいセルフイメージのインストールと、イラストを用いた疑似的な成功体験によってイメージ改善します。
詳しくは「人前で話すのがラクになる!5つの魔法(ダイヤモンド社)」をご覧ください。
あなたの疑問はクリアーになりましたか?
メンタルトレーニングで、「人前は危険ではない」という新しい認識を脳に植え付けることができると、
- 手足の震えが止まる
- 声が自然に出るようになる
- 人前でも堂々と話せるようになる
といった変化を実感できるようになります。
実際に、これまで私のサポートを受けた方の9割以上が克服に成功し、人前への恐怖から解放されて、本番で自分らしく話せるようになっています。
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