記憶が飛ばないスピーチ原稿の書き方
ヴィゴラ~ス!
あがり症克服の専門家 金光サリィです。
スピーチ原稿と言えば、一言一句文章に書き綴ったものを
想像する方が多いのではないでしょうか。
書いたあとに何度も読み直し、校正し、それを繰り返し読んで、暗記する。
この方法しか知らない、やったことがないという人も
いらっしゃるでしょう。
でもこの方法だと、本番で話しているときに一つ単語を忘れると、
残りの記憶が真っ白に飛んでしまう恐れがあります。
手元に原稿があったとしても、それが文字いっぱいのスピーチ原稿だと、
自分がどこまで話したかすぐに分からず、余計慌てることにも。
今回は、一字一句をすべて書く一般的な原稿ではなく、
脳の負担が軽くて、
記憶が飛ばないスピーチ原稿の書き方をお伝えしますね。
その名もマンダラボックス原稿です!
記憶が飛ばないスピーチ原稿
マンダラボックス原稿の書き方
- 紙を1枚を準備し、9つのボックスを書く
- タイトルを真ん中に書く
- 主要キーワードをタイトル周りのボックスに順番に埋める
- 必要に応じて、その周りにもボックスを書き、サブキーワードを増やす
短時間のスピーチでも長時間でも、
1枚の用紙に書くことが大事です。
「今、全体のうちのココを話しているんだ」と容易に把握できるので、
脳の負担が軽くなります。
スピーチの時は、事前に話す内容を丸暗記せずに、
マンダラボックスのキーワードに沿って話していきます。
そもそも暗記しないので、記憶が飛んでしまうことがありません。
本番前のスピーチ練習では、
作成したマンダラボックス原稿を見ながら、何回か通してみてください。
この時に大事なのは、
毎回言い回しを変えて練習することです。
例えばこんな感じです。
1回目:私は福岡県北九州市のスペースワールドの近く生まれです。
今は東京の京王線沿線に住んでいます。
2回目:福岡県北九州市のスペースワールドの近く生まれで、
現在は東京の京王線沿線に住んでいます。
同じ言い回しでスピーチ練習していると結局暗記してしまい、
一つの単語を忘れると後が続かなくなるという負のパターンに
陥ってしまう恐れがあるからです。
一般的なスピーチ原稿との比較
マンダラボックス原稿は、一般的なスピーチ原稿と比較すると、
次のような特徴があります。
- 一言一句書く原稿と比べて、準備に労力を要しません。
時間がないときでもササッと作成できます。 - 丸暗記ではなくキーワードに沿って話すので、
記憶が飛んでしまうことがありません。 - 棒読みにならず、言葉に感情が入りやすくなります。
- 1枚の原稿なので、全体の把握が容易で、時間が足りない時に
どこを削ればよいか判断しやすいです。
逆にアドリブを入れて話を膨らませることもできるし、
話をもとに戻すのも容易です。
スピーチ原稿を書くときの注意点
スピーチの原稿を書くとき、
インターネットや本から例文を拾ってきて作ろうとする人がいます。
けれど聴衆が聞きたいのは、
きれいな文章やどこかから拾ってきた話などではなく、
話し手本人しか知らない内容です。
もしそれが、友人代表のスピーチであれば、
友人のことをまだあまり知らない参列者に、
友人の人間性を知ってもらえるようなエピソードを
話してみてはいかがでしょうか。
たとえば次のような流れ・・
おめでとう → 自己紹介 → 友人との関係 →
友人の人間性がわかるエピソード → 今の気持ち → お幸せに
このマンダラボックス原稿を使ってスピーチ練習すると、
キーワードを見るだけで、意外と言葉が出てくるのが分かると思います。
それもそのはず、私たちはいつも原稿を見ないで人と話しています。
一言一句書いた原稿がなくても、
キーワードがあれば十分に話せるのです。
ぜひマンダラボックス原稿を使って、
自分の言葉でスピーチをしてみてくださいね。
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