あがり症に「恐怖症の治療」を採用しない理由
極度のあがり症をこじらせてしまったかつての私ですが、今では数百人の前でペーラペラと普通に話します。
カウンセリングに詳しい方から「恐怖症の治療を受けたのですか?」とよく聞かれるのですが、答えはNoです。ひたすら「人前で話すのがラクになる!5つの魔法」に書いた5つの魔法を実践しただけです。
あがり症を克服した後も、脳科学や心理学の勉強を積み重ねてきました。今ではあがり症を克服されたい方に、過去の恐怖体験に対するイメージを変化させる「恐怖症の治療」を行うことができます。しかし、私はそれをあえて使わないようにしています。
なぜなら、クライアントさんが全てのうまくいかない理由を過去の体験のせいにしてしまい、私に依存しやすくなるからです。残念ながらお金のためにそのように誘導する人もいます。
私のあがり症克服トレーニングでは、自分で脳を上手に利用できるようになる方法をお伝えしています。脳の利用の仕方をマスターすれば、その後は自身で自分のあがり症以外の問題も解決することができます。
長年、あがり症のために別のカウンセリングに通われていた方の私のトレーニング後の感想文です。今後も長く通ってくれるクライアントさんを作るのではなく、私を必要とするクライアントさんがいなくなることを目指したいと思います。
『泣かないで、笑いながら受けたトレーニングは初めてでした。次の予約が必要ないと言われてちょっと悲しかったのは、依存してた証拠ですね。自分をコントロールする方法を教えてもらったので、これからは、カウンセリングにかけていたお金を、自分を喜ばせることに使いたいと思います(笑)サリィさん、ありがとうございました!(静岡県Iさん)』