芸能人のローラさんはあがり症なのか??
ヴィゴラース!!あがり症克服の専門家の金光サリィです。
芸能人のローラさんが「ローラ あがり症」とインターネットで多く検索されているようです。なるほど、ほっぺたが赤くなる動画が幾つかありました。とってもかわいいですよね~。はたして有名人のローラさんは本当にあがり症なのでしょうか?
あがり症かそうでないかの違い
「あがり症を克服した状態とは、どういう状態ですか?」。この質問をすると、「人前で落ち着いて上手に話せる状態」という答えがよく返ってきます。多くの人がここを勘違いしています。私も極度のあがり症で悩んでいた時にはそう信じていました。
はたして、あがり症でない人は、誰もが落ち着いていて話し上手なのでしょうか?答えを言うと、落ち着きがなかったり顔が赤くなったり上手に話せていなくとも、本人が人前で話すことを楽しいと感じていれば、その人はあがり症とは言えません。
基本あがり症は場数では治らない
あがり症は場数を踏めば改善されるとよく言われますが、症状がごくごく軽い人はともかく、むしろ場数を踏むほど症状が悪化します。あがり症をなかなか克服できずに悩んでいる方は、うんうんその通り!と頷いている方も多いのではないでしょうか。以前の私がまさにそれでした。
あがり症の人は、人前で大きな失敗をした、恥をかいたなどのネガティブな経験が必ずあるはずです。それが積み重なったり、インパクトがあると「人前=危険」というイメージが脳に記憶されてしまいます。この状態のまま人前に立つと、脳が「今、危険な場所にいる」と判断して、過度の緊張状態になります。これこそがあがり症の症状です。
しかし、多くの人があがり症を治すには場数が必要だと、人前に対するイメージを改善しないまま本番に臨みます。結果、いつものようにあがってしまいます。そして、「やっぱりうまくいかなかった」という記憶だけが積み重なり、余計にイメージが悪くなって、あがり症がますますひどくなっていくのです。
あがり症は根性論ではなく、脳科学にもとづいた方法で、本番前に人前に対するイメージをポジティブに書き換えることで克服できます。詳しくは、あがり症克服メソッドをまとめた次の本をご覧くださいね。
芸能人のローラさんはあがり症ではない
ローラさんがテレビに出る度に声がどんどん震えるようになったり、赤面がどんどんひどくなっているかと言えばそうではなさそうです。もしそうであれば、芸能人としてテレビに頻繁に出演することは難しいはずです。
ローラさんご自身がどう思っているかは別として、私の考えではローラさんは、あがり症というより、シャイ、恥ずかしがり屋といったレベルでしょう。