あがり症克服本が13刷決定|重要ポイントと読み方のコツを解説

ヴィゴラース! 脳科学に基づいた緊張・あがり症克服の専門家、金光サリィです。

2011年に出版した、極度のあがり症の方向けの本『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』が、なんと……また重版が決まり13刷となりました!

出版された本の中で、10刷以上に到達するのはわずか0.3〜0.5%未満とも言われています。本当にありがたいことです。

今回はこの本が「どんな本なのか?」「どう活かせばいいのか?」を、著者としてわかりやすくお伝えしていきますね。

スピーチ、プレゼン、自己紹介の緊張を克服する本

この本、最初からちょっと変わっています

この本は、私のあがり症克服トレーニングを受けて見事に克服されたクライアントさんが、出版社のダイヤモンド社さんをご紹介くださったことをきっかけに誕生しました。

「これは絶対に世の中のためになるから、本にすべきです!」と強くすすめていただき…本当に感謝しかありません。

この本の大きな特徴のひとつが、プロローグがとにかく長いこと(笑)

なぜそんなに長くなったのかというと、かつて私がどれだけ極度のあがり症だったのか、そしてどんな風に乗り越えていったのか。その過程をリアルに書いているからなんです。

「えっ、こんな人でも変われるんだ!」
「私にもできるかも!」

そんなふうに感じてもらえるよう、私の黒歴史を正直に綴りました。

体と心の健康の作り方は同じという話

プロローグでは、私の過去のエピソードに加えて、「体と心の健康は、実は同じ仕組みでつくられている」というお話もしています。

少し意外に思われるかもしれませんが、これはあがり症を克服するうえでとても大切な概念です。

体の健康を保つには、バランスのよい食事を摂り、それをしっかり代謝し、きちんと排泄する——この流れが欠かせません。どこかが止まってしまうと、病気になってしまうのは容易に想像できますよね。

同じように、心の健康を整えるためには、「よい情報」を取り入れ、それに基づいて「記憶を更新」し、言葉や行動として「発信」することが必要不可欠なのです。

しかし、あがり症の方は、スピーチや自己紹介のときに言葉が詰まった、声が震えた…といった緊張の情報ばかりを取り入れ、その記憶を強化してしまいます。その結果、また次の本番でも緊張してしまうという負のスパイラルに陥るのです。

でも、ご安心ください。このスパイラルから抜け出す方法は、とてもシンプルです。

私の本で紹介している方法で、「よい情報」をインプットし、「記憶を更新」し、「発信」を変えていくことで、このループから抜け出せます。

読者さんからの感想がすごい…

出版から10年以上、本当に多くの方に読んでいただき、感想やご報告をいただいてきました。その一つひとつが温かく、私自身も何度も励まされました。

たとえば、こんな声をいただいています。

  • 長年苦しんでいたあがり症について、わかりやすく解説されていて心の靄がスッと晴れました
  • 従来の「場数を踏む」という克服方法とは正反対の、楽しく簡単な方法で、同じ悩みを持つ人に必ず力になる本だと思います
  • 脳科学という裏づけがしっかりあり、納得しながら実践できました
  • 高額の教室で特訓していましたが、場数を踏むほど悪化していました。本書に出会い、長年の緊張から解放されました
  • 実践してみようと思えるエネルギーと愛情を受け取れました

そのほかにも、1000件以上のレビューをいただいています。レビューは、このページの最後にあるリンクからご覧ください。

本を読む前に頭に入れておいてほしいこと

「どうせ結局、いつもの呼吸法やスピーチ練習、場数の話でしょ?」
「ポジティブ思考になれっていう精神論でしょ?」

…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全然違います(笑)

この本には、あがり症克服のための呼吸法も、スピーチ練習のやり方も出てきません。場数を踏めとも書いていませんし、「ポジティブ思考」や「プラス思考」という言葉も一度も登場しません。

あがり症は、過去のネガティブな経験によって「人前=危険」と脳に記憶されてしまったことで起こる、脳の防衛反応です。

だからこそ、その「人前」に対するイメージを本番までに変えておくことが大切。この本では、そのための方法を、わかりやすく、具体的にご紹介しています。

また、私のメソッドのゴールは、「落ち着いて話すこと」や「上手に話すこと」ではなく、「人前で楽しく話すこと」です

「この本を読めば落ち着ける、上手に話せるようになる」と思って読むと、少しズレた受け取り方になるかもしれません。ぜひ、“楽しく話せるようになるためのメソッド”として読んでくださいね。

ここだけは絶対に実践してほしいところ

このあがり症克服本のタイトルにある「5つの魔法」は、こちらの5つです。

  • 言葉の魔法
  • 態度の魔法
  • 行動の魔法
  • イメージの魔法
  • 1枚(原稿)の魔法

この5つを理解して実践していくことで、人前で楽しく話せるようになります。どれもシンプルで、今日からすぐに始められる内容ばかりなので、安心して取り組んでください。

中でも特に重要なのが、「言葉の魔法」と「イメージの魔法」です!この2つは、ぜひ紙とペンを用意して、実際に手を動かしながらやってみてください。

そのときは、本に書かれている内容をそのまま写すのではなく、あなた自身の言葉やイメージに置き換えて書くことがポイントです。

ぜひあなたも、『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』を手に取り、楽しみながら実践してみてください。「人前で話すのって、こんなに楽しいんだ!」と、きっと感じていただけるはずです。

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あがり症のための脳科学にもとづいたメンタルトレーニングの礎を築いたパイオニア。自身が極度のあがり症に苦しんでいた時期がある。ひどいあがり症の人ほど、スピーチ練習や場数、呼吸法などではなく、メンタルトレーニングが必要と伝えている。
「人前で話すのがラクになる!5つの魔法(ダイヤモンド社)」は、今までにないあがり症克服本としてAmazonランキング総合2位(話し方・プレゼン部門1位)。現在12刷りのロングセラー。

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