緊張あがり症の話し方教室やセミナーの選び方

本トピックは、決して安くはない話し方教室やセミナー選びの失敗談をお客様から頻繁に聞くようになり、書くのを迷いつつも、憤りを感じまとめることにしました。

判断基準の必要性

話し方教室やセミナーの選び方(判断基準)

「あがり症克服セミナーに参加したら、講師が緊張していて、こりゃ駄目だと思った」「場数を踏むと悪化すると、うたっているのに、行ってみたら練習ばかりで、最終的には場数を踏め!だった」。これらはお客様から伺った実話です。

インターネットの普及とともに、情報の入手が容易になり、他人のコンテンツを好き勝手に流用して、だれでもHPやブログ等で、もっともらしいことを発信できる時代になりました。時間とお金を浪費しないためには、ネット検索で上位表示されているとか、HPなどに良いことが書いてあるから、なんとなく選ぶといったものではなく、具体的な判断基準が必要です。バック(報酬)率の高い順に商品のランキング付けを自作しているページなどは論外です。

また、TVに出演しているとか、本を出版しているとかは、その内容は判断材料になりますが、それ自体は判断基準になりません。お金を払えば脚本付きでTVに出演できます。本は、自費出版だけでなく、出版費用を著者が負担し流通費用を出版社が負担するという、一見して商業出版と見える出し方もあります(当社の本はもちろん商業出版です)。

さらに言うと、例えそれが正しい内容であったとしても、その人が優秀な講師やトレーナーであるという保証はどこにもありません。これは医者の資格を有していても、優れた医者かどうかはわからないのと同じです。

具体的な判断基準

  • 克服方法について
    実際に克服された人の情報があるか?
    HPにあがり症を克服された方の声(お客様の声)があるかを確認しましょう。一つもない、あるいは内容が薄い、なんだか具体性に乏しい場合は、候補から外した方が無難です。
    発信している克服方法が納得できるか?
    HPやブログなどで、どんな克服方法かを確認しましょう。その克服方法が確立していない場合は、ページごとの理屈は通っていても、ページを跨ぐとおかしな点がちらほらと見つかります。しかし、HPなどにアップされる情報は断片的なので、それだけでは判断が難しいのが普通です。講師が本を出版している場合は、それを必ず読んで、内容に納得できるものを候補にしましょう。なお、内容について、幾ら理にかなっていても、あなたにとって、実践するのが難しいと感じるものは避けた方が無難です。
    克服方法が第三者の評価を得ているか?
    「本人がその方法で克服できたから、みなも同じ方法で克服できるはずだ」といった独自の考えでは、その本人と似たようなケースでは上手くいっても、汎用性が高いとは言えません。克服方法が第三者(該当分野の博士・研究者など)から評価を得ているかを確認しましょう。
  • トレーナー(講師)について
    トレーナーがもともとあがり症であったか?
    トレーナーのプロフィールを見て、もともとあがり症であったかを確認しましょう。過去に、あがり症で苦しんだ経験がない人が、あがり症の人の気持ちや状況を心底理解するのは難しいでしょう。幾ら伝えている克服方法が正しくとも、もともとあがり症であったかどうかはとても重要です。
    (補足)また、トレーナーが新しいことに挑戦しているかも大切です。なぜなら、どんな人間も、新しく自分ができないことに挑戦していないと、次第に、自分ができることについてできない人の気持ちがわからなくなるからです。
    トレーナーがしっかりとあがり症を克服しているか?
    冒頭で述べたように、トレーナー自身があがり症を克服できていない場合があります。これは、トレーナーが伝えている克服方法が間違っているか、間違っていないにしてもそれを自分のものにしていないという証です。後者であってもトレーナーとして適切とは言い難いです。あがり症を克服しているかどうかの判断基準は、数十人単位ではなく、数百人単位の会場で、ごまかしがきかない規模での講演やセミナーの経験があるかが目安になると思います。
    トレーナーが指導者として魅力的に感じるか?
    これが最も肝心かもしれません。ただ単に正しいことを伝えても、人には伝わりません。これは、私が予備校経営時代に、一万人以上の学生さんとメンタルトレーナーとして関わってきた経験から痛いほど理解しています。トレーナーは、正しい知識や経験が豊富であることだけでなく、この人の言うことなら信じてみよう、挑戦してみようと思われる素養が必要です。動画やHP、本の文体などから伝わってくる雰囲気を感じ取りましょう。

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