あがり症だった私が
完璧なプレゼンテーションができた

声のコンプレックスがいつもつきまとう状態

中学1年生の頃、入部した放送部の発声練習で先輩から「風邪ひいてる?苦しそうな声」と度々言われました。

友達に「私の声ってそんなに苦しそう?」とたずねると、「うーん、そうだね」と言われ、それまで気にしていなかった自分の声にコンプレックスを抱くようになり、急に声を聞かれるのが恥ずかしくなりました。そして、私のあがり症人生は始まってしまいました。

学生時代は長時間声を出さねばならない本読みがとても苦手で、先生に当てられると心臓がバクバクして、息も絶え絶えな状態で読むものですから、クラスメイトにチラチラ見られることもありました。それにより輪をかけてあがり症がひどくなりました。

社会人になり、事務職をしていた私は、発表や発言などをする機会はなく(むしろ、それを狙って事務職に就きました)過ごしていました。しかし、7~8年が経過した頃、新商品の説明のため、関連会社100社に向けてテレビ会議で30分にわたり、アナウンスをする役目に選ばれてしまいました。

入念に原稿を作り、寝る時間を削って練習を重ね、本番に臨みましたが、「声のコンプレックス」が頭を占領し、やはり終始あがりっぱなしでした。計3回、商品リニューアルの度にこの役目を引き受けましたが、回を追うごとに怖さが増して結果は酷くなるばかり、自信も大いに失いました。

あがり症を絶対に克服したいという気持ち

数年前より、社会人生活を辞めて、夢を叶えるため、専門学校に入学し勉強をしています。授業では、想像以上にプレゼンテーションの機会が多く、またあがり症スイッチが発動してしまいました。

20歳前後のクラスメイトの多くは臆することなく堂々と発表している中、30代後半の自分は社会人時代と同様、どれだけ入念に準備してもうまくいかず泣きたくなりました。しかし、同時にそんな自分が悔しくてたまらず、絶対にあがり症を克服し、自分のプレゼンテーションを堂々と伝えたいという気持ちが強くなりました。

そんな中、自分が作った3分間の講話を暗記して、教壇に立ち発表する機会がありました。教室の隅でパワーポイントを操作して、原稿を読みながら行うプレゼンテーションでもあがってしまうのに、今のままでは、暗記できても、緊張で頭が真っ白になり絶対に発表できない!と、1ヵ月前から憂鬱で涙がこみ上げてきました。

そこで以前に購入していたサリィさんの魔法本(加筆:あがり症克服本)を再度読み返し、「私のあがり症を克服してくれるのはこの人しかいない!」とずっと気になっていたトレーニングを受ける決心をしました。

本以上に効果的。オーダーメイドの克服法

トレーニングはzoomで受けました。気の弱い人間、本番に弱い人間と自分自身にレッテルを貼って生きてきましたが、初回のトレーニングで今までの経緯を話すと、「うんうん、わかりますー」と受け入れて下さり、安堵したのを覚えています。

実は、トレーニングの少し前から、魔法本に沿って自分なりに克服法を実践していました。しかし、実践期間や内容について、私の状況に合わせた、まさにオーダーメイドの克服法を一緒に考えてくれました。

あがり症が起こるメカニズムについて非常にわかりやすく説明をいただいたため、私の思考回路はこんなことになっていたんだ!そりゃあがり症になるわと納得しました。

また、ずっとコンプレックスに感じていた声についても、フォーカスする必要はないことを理論に基づきに答えて下さり、過去から背負ってきた重い荷物がどんどん軽くなっていくようでした。

トレーニングを受けるたびに前向きな考え方にシフトしていくのがわかりました。うれしいのと心強いのとで、サリィさんの前で毎回私の涙腺は崩壊しました。お恥ずかしい。そして、本番にあたり、LINEでサリィさんに相談させていただいた際、「エイジョイ!」とお守りのような言葉をいただきました。

このまましゃべっても大丈夫だ!とうれしくなった

従来の私であれば、待ち時間の過ごし方は「あ~あと5人かぁ。頸動脈めっちゃバクバクしてる。喉の具合はどうかな。第一声目、ちゃんと出るかなぁ。緊張してるって周りから思われたらどうしよう」など、マイナス思考のオンパレードでした。

しかし、今回は待ち時間の過ごし方もサリィさんからきちんとレクチャーを受けていますから、自分をコントロールすることができます。そして、本番、教壇に上るとたくさんのクラスメイトがこちらを見ています。話し始めるとドキドキしています。声は少しうわずっていたかもしれません。大丈夫か?私…と一瞬ひるみそうになりました。

でも、それは消極的な反応ではなく、自分の作った講話を伝えたい、聞いてもらいたい、という好奇心からくるドキドキであることに気づきました。それとともに、「あ、私このまましゃべっても大丈夫だ!エンジョイしてみよう!」と感じました。途中から声のことなどほったらかしでしゃべっていました(笑)。

発表後、クラスメイトからは、完璧な発表だったと言われ、とてもうれしくて誰も居ない場所でガッツポーズをしました!

1歩踏み出してみませんか?新たな世界が見えるはず

私は、新しいことへの挑戦でいつも足踏みをしてしまう性格でした。サリィさんのトレーニングも、申し込みに至るまで1年間かかりました。自分のあがり症を見て見ぬふりをしてきました。

でも、いよいよそんな自分に嫌気がさしたのと、あがらない方が人生絶対楽しいと思い、重い腰をあげました。トレーニングを受けてみて、もっと早く取り組めば、もっと早くこの苦悩から開放されたのでは?と思うこともあります。でも、内向的な自分が1歩踏み出せたことが大きな成長だと感じています。

そしてサリィさんから考えるコツをもらったことで、あがり症の克服をしただけでなく、ポジティブな考え方ができるようになりました。実は、あがり症の克服法にとどまらず、私の対人関係の悩みにまでサリィさんは気持ちよく答えて下さいました。その全てが理路整然としていて、自身の心がけひとつで見える世界が変わってくることを知りました。

サリィさんはパワーと包容力のある方です。あがり症でお困りであれば、サリィさんのもとへ1歩踏み出してみられることを心からお勧めします。あがり症の克服の先に、チャレンジしたいこと、なりたい自分像が明確になったりと、新たな世界が見えてくるはずです。

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