インタビュー(柴田様)

あがりの苦痛から私を救ってくれた金光サリィさんのサポート。まるで魔法の言葉のようでした

90分の講演を任されながらも、壇上に立つと動機がして声も出なくなり持ち時間の半分も話すことができなかった柴田ようこさん。人前で話すことに苦しんできた彼女が、書店で出会った一冊の本をきっかけにあがりの症状は改善して行き、仕事の成果は以前にもまして順調に伸長しています。

もくじ
  1. あがりを克服できるものなら克服したいと思ったのは
  2. 大人になってからあがりを意識するようになったのですね
  3. 人と接する仕事は苦手だったのですか
  4. 外資系金融機関では何をされていたのですか
  5. 会社の柴田さんに対しての評価はどうだったのですか
  6. 先輩はどのようなアドバイスをしてくれましたか
  7. 適切なアドバイスではなかったですね
  8. 偶然とは思えない出会いだったのですね
  9. セミナーはうまくいきましたか

1対1なら問題ないのに1対多になるとあがってしまう

柴田さん写真

あがりを克服できるものなら克服したいと思ったのは

4年前のことです。持ち時間90分の社内研修の講演を任されたことがあるのですが、いざ壇上に立ちますと、動機がして息は苦しくなるは、頭は真っ白になるは。

もちろん、話す内容は原稿にして練習もしました。ですが、多くの仲間の前で話し出した途端にあがりの症状が出て、原稿を読みさえすればなんとか乗り越えられたはずなのに、それすらできなかったんです。

半分の時間で終わってしまい、上司の助けが入り、なんとか終えましたが、あの時は本当にどこかに消えてしまいたいような気持ちになりました。

大人になってからあがりを意識するようになったのですね

いや、振り返ってみれば、中学時代からそうだったのかもしれません。授業中、予習していて完璧に答えられると思ったら、自ら手を挙げて積極的に発言するタイプの子だったとは思うのですが、自分が苦手な授業や質問に答えられそうもない状況で先生に当てられると、動機で息が苦しくなり、顔が真っ赤になるのがわかりました。

たぶん、みんなの前で恥をかくことがとにかく嫌だったのだと思います。授業中、ずっと机に顔を下に向けて冷や汗をかいているときもありました。

人と接する仕事は苦手だったのですか

そのような意識はなかったですね。
卒業後は技術系の仕事をしていました。大手スーパーの店舗デザインをはじめ、什器や内装も手がけていました。お客様からは大変きびしい注文をつけられるのですが、営業担当が間に入ってくれるので、このときはあがりを気にすることもなく仕事に集中することができました。

4年ほど勤めた後、大手アパレルメーカーの販売職につきます。最初はアルバイト感覚で入社したのですが、始めたらこれは天職と思えるほど私に合っていました。接客の面白さですね。お客様と1対1で接するときに、あがりが気になることはありませんでした。

アパレルで働き出して13年たったときに、外資系の金融機関で営業の仕事をしないかと誘われたのです。アパレルの仕事は楽しかったので、まったく転職する気なく説明会に行ったのですが、お話をうかがっているうちに、もの凄くその世界に引き込まれ、転職を決意しました。

転職をきっかけにあがりを意識

外資系金融機関では何をされていたのですか

私が最初に命じられた仕事は、セールスパーソンをトレーニングすることだったのです。1対1で接する仕事の場面では問題なかったのですが、彼らを前に1対多数の場面になったときに、学生時代に感じた嫌な記憶がよみがえってきたのです。私はこの人たちに「この程度の人間」なんて低い評価をされているのではないか、こうネガティブに思うようになっていきました。

いままで販売の世界で成功してきた自分のプライドからか、私はこうでなくてはならないという理想の自分自身と、セールスパーソンたちの自分に対する評価がかけ離れていく感じがしてたまらなく苦しくなってきたのです。

会社の柴田さんに対しての評価はどうだったのですか

とにかく前向きにという気持ちで乗り切り、慣れた顔触れ社内のトレーナー部門で全国3位の成績を修めました。ですから評価は決して低くはなかったと思います。皮肉にも、この好成績のおかげで、翌年の新人トレーナーたちの前で90分のスピーチをすることになってしまったのです。その結果が先に申し上げたように、あがりにあがって持ち時間の半分も持たずに悲惨な結末となったわけです。

書店で出会った一冊の本。それは必然でした

先輩はどのようなアドバイスをしてくれましたか

動悸はする、手は震える、顔は赤くなる。最後には声まで出なくなった私に、先輩は場数さえ踏めば、きっとうまくなると慰めてくださいました。しかし、場数を踏めば踏むほど、もっとひどくなっていく自分がいました。

適切なアドバイスではなかったですね

そうだったかもしれませんね。その後、あるセミナーで講師をすることになったのですが、その直前、本当にどうしよう、こまったなあと思っているときに、たまたまサリィさんの本『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』を見かけました。この手のタイトルの本は何冊か読んでいましたが、私には効果がありませんでした。
でもこの本に関しては「なんだろう、これっ」という感じで、私にはキラキラした印象がありました。

書店でパラパラとめくっていくと、ノウハウだけじゃなくて共感できそうなストーリーになっているのが気に入って購入しました。自宅で引き込まれるように読みました。サリィさんは私と同じ経験をしている。もしかしたら、この人とだったら、私のあがりを治してくれるかもしれない、がんばれるかもしれないと思いました。

サポートは海外から

偶然とは思えない出会いだったのですね

そうです。偶然ではなく必然だったと思います。
早速、サリィさんのサポートを申し込んだところ、日本にいらっしゃらない。でも、今すぐお話したいというわがままをサリィさんは受けてくださり、スカイプトレーニングをしてくだいました。

それは脳科学を応用するというのも私にはとにかく新鮮でした。とくに印象に残っているアドバイスは「変わろうとする自分を引き戻そうとする防衛本能が働いてしまう。だから、その防衛本能に負けないように、過去の負の記憶にいまの自分をつくる新しい良い記憶を重ねて、つらい記憶が表にでないようにしましょう」ということでした。

仕事に成果が出ています

セミナーはうまくいきましたか

はい。いままでのように、動悸もせず手が震えることもなければ、声も出なくなるようなことはありませんでした。内容に関しては、自分の理想とするところまで届かなかったかもしれませんが、でも反省はしないようにしています。それは負の記憶を引きずるからです。

仕事の成果も少しずつよくなり、全体の底上げも順調といえるでしょう。私の育てたセールスパーソンの中には、金融機関の枠を超えてトップセールだけが入会を許される世界組織の会員基準に近づき、おそらく来年はその会に入会出来るのではないかと思います。

柴田様写真

取材制作:カスタマワイズ