インタビュー(中島様)

脳の働きを利用してあがり症を克服する方法なら私にもできると直感しました

幼いころからの夢であった航空会社の客室乗務員になった中島やすよさんは、楽しく充実した生活を送っていました。ところが、経験を重ね若手を育てるポジションになったころ、中学時代のつらい記憶がよみがえり、人前で発言することがひどく苦痛になってしまいました。催眠療法施設、心療内科を訪ねますが期待したほどの効果がなく苦しんだ末に、金光サリィの著書『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』を手にしました。

もくじ
  1. いつからあがりの症状が出たのですか
  2. 答えがわからないというのとは違いますね
  3. 学校でそのような状態になったら、学業にも影響しませんでしたか
  4. 客室乗務員は機内アナウンスもしますね。お客さまは不特定多数なのでは
  5. それは大変でしたね。そんなときに金光サリィの本に出会ったのですか?
  6. 本を読んでご自身はどう変わりましたか
  7. 不特定多数の生徒さんの前であがりはでませんでしたか
  8. もう大丈夫ですね

あがり症のきっかけ

いつからあがりの症状が出たのですか

そもそも私は積極的で活発な子どもだったと思います。それが、中学校のとき、放送部にいてアナウンスしているとき、数字を間違えてしまったんです。

放送後、顧問の先生が他の先生や生徒たちがいる前で、私は大変厳しく怒られました。先生はつねに生徒に完璧を求め、ミスに対しては容赦なく叱り飛ばす方でした。まさに思春期で心がゆれる時期だったこともあったのでしょう、ひどくショックを受けました。

私はそれ以来、間違えることが怖くなり、授業中に先生から指され答えがわかっていても発言することができなくなってしまいました。

答えがわからないというのとは違いますね

はい。たとえ問題の正解がわかっていても、みんなの前で答えることができなくなってしまったのです。もし間違ったらどうしようという気持ちが起きてしまい、そう思うと動悸がして息が苦しくなり、顔は赤くなる。手足が震えだす。そんな症状がでるようになってしまいました。

中島さん写真

学校でそのような状態になったら、学業にも影響しませんでしたか

それは大丈夫でした。ペーパー試験は、その答えをみんなの前で発表するわけではないので平気なんです。

私は負けず嫌いなところがありますから勉強はこつこつ続けました。子どものころから航空会社の客室乗務員になるのが夢で、語学系の大学に進学し、客室乗務員を目指す専門学校にも通いました。

1対1の関係はもちろん、団体行動も問題なくできるのです。入学試験や入社試験の面接は問題ありませんでした。ただ、不特定多数の人の中に出て行って話すのがだめなんです。

客室乗務員時代に起きた悩み

客室乗務員は機内アナウンスもしますね。お客さまは不特定多数なのでは

それが不思議と大丈夫なんです。機内アナウンスはマニュアルがありますし、お客さまへのサービス時にあがるということもありません。他のクルーとコミュニケーションもまったく問題ないのです。子どものころからの憧れの職業に就けたわけですから、それは楽しく充実した日々を過ごしていました。

ですが、客室乗務員も長くやっていますと、機内サービスだけをしていればいいというわけにもいかなくなります。たとえばキャンペーンの企画に参画したり、サービス向上のアイデアを会議で発表したり、さらには新人たちを指導する仕事もしなくてはなりません。そんなとき、グループ内で企画の意見を述べなくてならないときや、大勢の新人の前で話をする場面が増えて、学生時代からひそかに悩み続けてきたあがりの症状がことあるごとに出るようになったのです。

企画会議ではこんなことを話そう、こんな意見を発言しようと、入念に準備はするのです。紙にも書きます。それを見ながら発言すればよさそうなことはわかるのですが、その場に行くと失敗したらどうしようという気持ちになって、気がつけば動機がしたり赤面したりするんです。

新人の教育係にしても同じです。長年客室乗務をしているわけですから自身の経験も生かせるし、すばらしい教本もあるわけです。ですが、大勢の前で話すとなると、自分の中で何かが起きてパニックになってしまうのです。

金光サリィの本に出会って

それは大変でしたね。そんなときに金光サリィの本に出会ったのですか?

すぐに出会えればよかったのですが、サリィさんの本に出会ったのは、実は最近で半年ほど前です。脳の働きからあがりの克服を図ろうとする斬新な発想に驚きました。これなら私にもできるかもしれないと直感的に思いました。

それまでは、あがりを克服するための本も読みましたし、催眠療法を試したり、心療内科に通ったりしました。出会った本はテクニック中心で心に響くものはありませんでした。催眠療法は、私には合わなかったようでぜんぜん効果がありませんでしたね。

主人にも相談したことがなく、きっと主人は私があがりで苦しみ、催眠療法や心療内科を受診していたことは知らないと思います。それくらい、普段の生活では困ったことは何もないのです。効果を感じたのは、心療内科で出していただいた薬でした。ですが、私は子どもがほしかったので、薬は止めたいと思っていました。

幸いにも35歳で子どもが授かり、3年ほど会社の育児休暇を利用して子育てに専念していました。仕事のプレッシャーから解放されている間は、あがりを気にするような場面はありませんでした。しかし、仕事に復帰してからは、また悩む場面も多くなりました。ちょうどそのころ会社で早期退職の募集があり、悩んだ末それに応じて復職後1年ほどで退職しました。

本を読んでご自身はどう変わりましたか

退職して、次のステップを模索する中で、やはりあがりは克服したいと思っていました。
そのような中、サリィさんの本を読んで、自分のマイナス面のイメージを払拭するヒントを見つけることがでました。紙に成功のイメージを描くのです。プラスの考えを脳に与えることでいいんだ。こんなことでいいなら、きっと私にもあがり症が克服できるのではないかと感じました。

読後、早速サリィさんに相談をしました。セッションを受け、包み込まれるような会話の中で、動悸がして顔が赤くなるようなあがりの悪いイメージを払拭し、自身で絵に描いた笑顔のイメージの力に気づくことができました。まさに目から鱗が落ち。さわやかな感覚で、自分に自信がもてるようになりました。

その新たな一歩として、パン教室の講師に挑戦しています。

新たな一歩のパン教室講師、もうあがらない

不特定多数の生徒さんの前であがりはでませんでしたか

パンづくりは私の趣味でもありますから、そもそも楽しい作業です。教えるのも苦にはならないとは思っていましたが、初めて教えるというその日、最初の5分間はドキドキしました。ですが、サリィさんが引き出してくれた楽しいイメージの中で仕事をしている自分自身に、当の本人がびっくりするほど楽しくうまく教えることができました。回を重ねるたびに次回が楽しみになっています。

もう大丈夫ですね

ええ、大丈夫だと思います。笑顔になっている自分がイメージできますから。決して営業スマイルではない、心の底から湧き出るような笑顔になっているのではないでしょうか。サリィさんに出会えてよかった。本当にそう思っています。

取材制作:カスタマワイズ