スピーチが苦手な人がワクワクするには

スピーチ舞台

英語の先生から、あがり症を治したいと相談を受けました。毎週末に生徒の卒業式があり、生徒が英語でスピーチした後に担当の先生がコメントを言うのですが、聴衆が多ければ多いほど緊張してしまうそうです。

具体的には、心臓が口から出そうになるぐらいドキドキする。原稿を持つ手が震える。声が震える。顔がこわばる。脇汗がひどい。言葉が出て来なくなるなど。小学校の頃、何かの発表会で、カーテンの後ろで逃げたくなった時から人前は苦手だと思っているのだそうです。

私「そのスピーチは何のために行っているのですか?」
先「う~ん。正しい答えが分かりません。」
私「想像でいいですよ。何のためにスピーチすると思いますか?」
先「分かりません。とにかく早くその場を終えることだけを考えていました。」
私「オッケー。例えば、自分しか知らないニュースがあったとしますよね。早くみんなに伝えたい・・・!!想像するとワクワクしませんか?」
先「はい。そうですね^^」
私「そんな気持ちで人前に立つと良いですよ。これを伝えたら、驚くだろうな、喜ぶだろうな、という情報を持つということです。〇〇先生の場合なら、卒業する生徒さんのいいところや、他の生徒との違い。勉強に対する熱心さとか驚かされたところなど、きっとひとつふたつありますよね!これを本人やみんなに伝えようとするんです。」
先「それは考えたことなかったです。」
私「次の卒業式で送り出す生徒さんについて、何かシェアしたらいいなと思うことありますか?」
先「あります。レッスン初日に水着みたいな恰好で来て、ペンもノートも持ってこなかったこと(笑)やる気がないのかと思いきや、毎回宿題をきちんとしてくる。宿題をしてくるだけじゃなくて、3つぐらいの質問を準備してくる。みるみる上達していきました。質問を準備してレッスンを受けることは、英語が上達する秘訣だと思いました。」
私「わおー!素晴らしいコメントですね!!聴衆の生徒さんは、それを聞いて刺激を受けると思いますよ。」
先「初めて卒業式のコメントが楽しみになりました!」

早く終わらせよう=早くこの場から逃げようという意識で臨むと、脳幹を刺激し、あがり症の症状を促進してしまいます(「緊張・あがり症の人はリラックスしようとしないでください」参照)。脳幹は言葉をつかさどっていない脳器官なので、言葉も出難くなります。

スピーチで何を伝えたら相手が喜ぶか、驚くか、勉強になるかなどを考えて臨むと、ワクワクしたテンションで臨みやすくなりますよ。

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