不思議と緊張で呼吸も筋肉も震えなかった

緊張で喉がくっついて呼吸が困難に

私がサリィ先生の本に出会ったのは、去年の1月でした。前月に、7月に数百人の前で発表をするという仕事の依頼を思い切って引き受けたものの、人前が苦手なことを克服するために、「あがり症」「克服」とつく本を買いあさっていたときに、偶然見つけたんです。読んでみて、「これ、私に合っている!」と思いました。

それまで読んだ本には「聴衆はカボチャと思え」的なもの、「緊張したら深呼吸をしろ」的なもので、どれも理屈は分かるけれど、私には無理、と思うものばかりでした(聴衆をカボチャだと思えるなら、とっくに上がり症を克服してるっつーの!!)。

私は、いつも緊張するというよりは、この場面では数十人の前でも緊張しないこともあるけど、この場面では数人の前では緊張する、というような上がり症でした。その区別も自分では分からなくて…。ドキドキすると体も顔の筋肉も震えてしまい、喉がくっついて、深呼吸どころか普通の呼吸さえもできなくなっていました。

急に顔の筋肉が震え出した

サリィ先生の「ドキドキはテンションが上がる」という考えは、なんだかとても救われた気がしました。確かに、どうしてドキドキをマイナスに受けとめていたんだろう、って。と、そんなこんなで、サリィ先生の本を読んだだけで、なんだか「これがあれば大丈夫!」という気になっていて…気が付けば4月。数人の前で発表する機会があったときに、全然緊張なんてしていないのに自分の番が来た途端、急に顔の筋肉が震え出し…もうどうにもなりませんでした。

サリィ先生の本を読んだだけで、何も実行していなかった私は、人前が苦手なことを克服していなかった!ということをそのときに思い出し、再び行動を開始しました。とりあえず…ネットでサリィ先生のことを調べてみよう…と。そのときに、サリィ先生のトレーニングを受けられるということを知りました。正直、「何か騙されるんじゃないか」という思いもありました(先生、すみません…)。でも、私にはこれしかない!と思って。

メールすると丁寧に答えてくれた

トレーニングを受ける日は、実は体調があまりよくなくて、私のテンションは低めでした。今思えば、テンションが低めだったから、かえってよかったのかな、と思います。サリィ先生のおっしゃっていることを、冷静に「なるほど~」って思えましたから。

先生とお話しして、自分が今まで自分を好きじゃないって思っていたこと、自分の気持ちの中でもやもやしていたこともなんだか吹っ切れて。教えていただいた『目じりを下げることでメンタルを安定させる』ということは最初に意識して実行したことです。元々、眉間にしわを寄せることが癖だったので、これは私の中で大きな変化でした。気持ちも安定したし、ついでに眉間のしわも薄くなりました(笑)。

でも、先生から教えていただいたことに対して、正直…不安になったり、疑問に思うこともありました。そんなときは先生にメールすると、丁寧に答えてくださって。もう、ここまで来たら先生の言うことを全部鵜呑みにしてやる~と思うことにしました。「当日声が出なくなったら…」なんて妄想にかられたときも、先生から教わった魔法の言葉『大丈夫』をひたすら唱え。「自分を褒める、なんて…私、調子にのってるんじゃない?」という思いにかられたときも、「私はできる!」と言い聞かせました。

当日は不思議とまったく震えず

本番一週間前から、先生のアドバイス通り、自分で書いた絵を家中に張りました(旦那には「おまえ、よっぽど追いつめられているのか?」と心配されましたが…)。絵を見ているうちに、日に日にテンションが上がってきて。前日の夜からは遠足の前の日ぐらいのテンションの上がりっぷりでした!!

当日は…もう楽しくて楽しくて!!ドキドキはしましたが、不思議とまったく震えず。「もう終わっちゃうの~!」「もっと質問して~!」という気持ちでした。当日参加してくださった先輩方からは「一番よかった。」「すごく落ち着いていたね。」とお褒めの言葉をいただきました。

終わってからは、テンションが上がりすぎて寝込んでしまいましたが(笑)、しっかりガッツポーズもして、自分の気持ちの上書きもバッチリです!今は早く次の発表の機会がないかな~ってまで思っちゃっています(笑)。サリィ先生、本当にありがとうございました!たくさんの方に私と同じ感動を味わっていただけることを願っています。

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